今日も、英語で御書を読んでいこうと思います。
本日の御書は、「千日尼御前御返事」の1文です。
原文
法華経を供養する人は、十方の仏菩薩を供養する功徳と同じきなり。
千日尼御前御返事
十方の諸仏は妙の一字より生じ給へる故なり。
譬えば一の師子に百子あり、彼の百子、諸の禽獣に犯さるるに、一の師子王吼れば百子力を得て、諸の禽獣皆頭七分にわる。
法華経は師子王の如し、一切の獣の頂きとす。
法華経を供養する人の功徳は、十方の仏や菩薩に供養する功徳と同じであります。
十方の諸仏は、妙の1字から生まれたからです。
たとえば、1頭の師子に100匹の子どもがいるとします。
その100匹の子どもが、諸々の禽獣に襲われている時、親の1頭の師子王が吠えれば百匹の子は力を得て、諸々の禽獣は、皆、頭が7つに割れるのことでしょう。
法華経は師子王のようなもので、一切の獣の頂点に位置します。
英文
Those who make offerings to the Lotus Sutra will receive the same benefit as they would by making offerings to all the Buddhas and bodhisattvas in the ten directions,
because all the Buddhas of the ten directions originate from the single character myo.Suppose a lion has a hundred cubs.
When the lion king sees its cubs attacked by other beasts or birds of prey, he roars;
the hundred cubs will then feel emboldened,
and the heads of those other beasts and birds of prey will be split into seven pieces.The Lotus Sutra is like the lion king, who rules over all other animals.
The Drum at the Gate of Thunder
「供養する」の英語は “offer” なんですね!
“Buddhas” が仏で、
“bodhisattvas” が 菩薩なので、
“all the Buddhas and bodhisattvas in the ten directions” で、「十方の仏菩薩」を表現していることが分かりますね!
“cub” は、動物の「子供」という意味があります。
“prey” は、「肉食性」という意味の名詞で、
“a bird of prey” で「猛禽」や、”a beast of prey” で、「猛獣」と訳されます。
ちなみに、”prey” の動詞の意味は、「捕食する」や「餌食にする」になります。
“embolden” は、「励ます」や「元気づける」の意味合いがあります。
「頭が7つに割れる」というのは、なかなかに衝撃的!?な言葉ですね!