英語で御書『報恩抄』の御文を拝していきましょう!

今日も、英語で御書を読んでいこうと思います。

本日の御書は、「報恩抄」の1文です。

原文

日蓮が慈悲曠大こうだいならば、南妙法蓮華経は万年まんねんほか、未来までもながるべし。
日本国の一切衆生の盲目をひらける功徳あり、無間地獄むけんじごくの道をふさぎぬ。
の功徳は伝教・天台にも超え、竜樹りゅうじゅ迦葉かしょうにもすぐれたり。

報恩抄

日蓮の慈悲が広大であるならば、南妙法蓮華経は万年を超えて、未来永劫に流布するであろう。
なぜならば、日本国の一切衆生の盲目を開いた功徳があり、無間地獄の道を塞いだ功徳があるためです。
この功徳は、伝教・天台にも超え、竜樹・迦葉よりも優れているのです。

英文

If Nichiren’s compassion is truly great and encompassing,
Nam-myoho-renge-kyo will spread for ten thousand years and more, for all eternity,
for it has the beneficial power to open the blind eyes of every living being in the country of Japan,
and it blocks off the road that leads to the hell of incessant suffering.

Its benefit surpasses that of Dengyo and T’ien-t’ai,
and is superior to that of Nagarjuna and Mahakashyapa.

On Repaying Debts of Gratitude

“compassion” は、「同情」や「哀れみ」という意味ですが、
ここでは「慈悲」として使われています。
「慈悲」と聞くと、”mercy” や “charity” を思い浮かべるのですが、”compassion” が使われていますね。

“encompass” は、「包容する」や「包み込む」という意味があり、
“truly great” と一緒に原文の「曠大」を表現しています。

「南妙法蓮華経」は、”Nam-myoho-renge-kyo” となるんですね!
声に出すと、”Nammyo-ho-ren-gekyo” になるのですが (個人差有り笑)、
意味で区切ると、”Nam-myoho-renge-kyo” になるので、はっ!とさせられました。
日々、慣れてくると、そこにある意味合いの理解が薄れていくので、注意したいですね!

“for it has …” の “for” は、理由を表しています。

「無間地獄」は、”the hell of incessant suffering” なんですね!
「絶え間ない苦しみの地獄」という感じですかね!

「竜樹」は、”Nagarjuna”、
「迦葉」は、”Mahakashyapa” って言うんですね!

“surpass” は、「〇〇より勝る、優れている」という意味の動詞です。
“superior” も同様の意味の形容詞です。

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