英語で御書『阿仏房御書』の御文を拝していきましょう!

今日も、英語で御書を読んでいこうと思います。

本日の御書は、「阿仏房御書」の1文です。

原文

末法に入って法華経をたもつ男女のすがたよりほかには宝塔なきなり。
しかれば、貴賤きせん上下をえらばず南妙法蓮華経ととなうるものは我が身宝塔にして、我が身また多宝如来なり。
妙法蓮華経より外に宝塔なきなり。
法華経の題目、宝塔なり、宝塔また南妙法蓮華経なり。

阿仏房御書

末法に入って、法華経を持つ男女の姿よりほかには宝塔はないのである。
もし、そうであるならば、身分の貴さや賤しさ、立場の上と下といった差別なく、南無妙法蓮華経と唱える人は、その人の身が宝塔であり、また、その人の身が多宝如来なのです。
妙法蓮華経よりほかに宝塔はありません。
法華経の題目が宝塔であり、宝塔はまた南無妙法蓮華経なのです。

英文

In the Latter Day of the Law,
no treasure tower exists other than the figures of the men and women who embrace the Lotus Sutra.

It follows, therefore, that whether eminent or humble, high or low, those who chant Nam-myoho-renge-kyo are themselves the treasure tower,
and, likewise, are themselves the Thus Come One ManyTreasures.

No treasure tower exists other than Myoho-renge-kyo.

The daimoku of the Lotus Sutra is the treasure tower,
and the treasure tower is Nam-myoho-renge-kyo.

On the Treasure Tower

“latter” は、「後半の」や「末期の」といういみの形容詞で、
“the Latter Day of the Law” で、末法を表現しています。

ここでの “figure” は、「姿」や「人物」とう意味合いで使われています。

“embrace” には、「(信仰) に帰依する」や「信奉する」という意味があります。

“eminent” は、「有名な」や「高名な」という意味の形容詞で、
“famous” と同義です。

“humble” は、その逆の「(地位が) 低い」や「極普通な」という意味の形容詞です。

“likewise” は、「同様に」や「同じように」という意味があります。

“Thus Come One Many Treasures” は、「多宝如来」を表現していることが分かります。

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