英語で御書『日女御前御返事』の御文を拝していきましょう!

今日も、英語で御書を読んでいこうと思います。

本日の御書は、「日女御前御返事」の1文です。

原文

日蓮が弟子檀那だんなとう正直捨方便しょうじきしゃほうべん不受余経一偈ふじゅよきょういちげ無二むにに信ずる故によって、此の御本尊の宝塔の中へ入るべきなり。
たのもし・たのもし。
如何いかにも後生ごしょうをたしなみたまふべし、たしなみ給ふべし。
穴賢あなかしこ、南妙法蓮華経とばかり唱へて、仏になるべき事もっとも大切なり、信心の厚薄こうはくによるべきなり。
仏法の根本は信をもっみなもととす。

日女御前御返事

日蓮の弟子・檀那等は、方便品の「正直に方便を捨てて」、讐喩品の「余経の一偶をも受けず」の文の通りに、法華経を唯一無二に信ずることによって、この御本尊の宝塔の中に入ることができるのです。
まことに頼もしいことです。
なんとしても、来世の幸福も得られるように信心に励んでいきなさい。
南無妙法蓮華経とだけ唱えて成仏することが最も大切なのです。
(成仏するかどうかは) ひとえに信心の厚薄によります。
仏法の根本は、信をもって源とします。

英文

Since Nichiren’s disciples and lay supporters believe solely in the Lotus Sutra,
honestly discarding expedient means and not accepting even a single verse of the other sutras, exactly as the Lotus teaches,
they can enter the treasure tower of the Gohonzon.

How reassuring!

Make every possible effort for the sake of your next life.

What is most important is that,
by chanting Nam-myoho-renge-kyo alone, you can attain Buddhahood.

It will no doubt depend on the strength of your faith.

To have faith is the basis of Buddhism.

The Real Aspect of the Gohonzon

“lay” は、「俗人の」や「平信徒の」などの意味がある形容詞であり、
“lay supporters” で、「檀那」を表現していると推測できます。

“discarding” は、「捨てる」「処分する」、
“expedient” は、「方便的な」「便宜的な」という意味になり、
“discarding expedient means” で、「捨方便」を表現しています。

“verse” は「詩」や「1節」などの意味があります。

“reassuring” は、「安心させる」や「元気づける」という意味がある形容詞で、
“How reassuring!” で、「 たのもし・たのもし。」を表現しています。

「如何にも後生をたしなみ給ふべし、たしなみ給ふべし。」の意味が分からなかったのですが、
“Make every possible effort for the sake of your next life.” の英文で理解できますね!

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