今日も、英語で御書を読んでいこうと思います。
本日の御書は、「乙御前御消息」の1文です。
原文
又、「身軽法重、死身弘法」とのべて候ば
乙御前御消息
身は軽ければ、人は打ちはり悪むとも、法は重ければ必ず弘まるべし
また、涅槃経疏には、「身は軽く法は重し身を死して法を弘む」と述べられている。
自身の身体の重要性が軽いため、人から殴られたり、嫌われても、法が尊いため、必ず法は広まっていくのです。
英文
[The Annotations on the Nirvana Sutra states,]
“One’s body is insignificant while the Law is supreme.
One should give one’s life in order to propagate the Law.”Because my body is insignificant,
The Supremacy of the Law
I am struck and hated,
but because the Law is supreme, it will spread wthout fail.
“significant” には、「重要な」という意味を持つ形容詞だが、
“insignificant” は、その否定形で、「取るに足らない」や「無意味な」という意味があります。
“supreme” は、「最高の」や「至高の」という意味があります。
“propagate” は、「広める」という意味がある動詞で、
“propagate the Lat” で、「布教する」という意味合いになります。
“struck” は、「殴る」や「打つ」を意味し、”strike” の過去形・過去分詞です。
また、”hated” は、「憎まれる」や「嫌われる」という意味があります。
そのため、”I am struck and hated” が「人は打ちはり悪むとも」を訳しています。
なお、”The Annotations on the Nirvana Sutra” が「涅槃経疏」になります。