英語で御書『四条金吾殿御返事』の御文を拝していきましょう!

今日も、英語で御書を読んでいこうと思います。

本日の御書は、「四条金吾殿御返事」の1文です。

原文

なにの兵法へいほうよりも法華経の兵法をもちひたまうべし。
諸余怨敵しょよおんてき皆悉催滅かいしつさいめつ」の金言きんげんむなしかるべからず。
兵法剣形けんぎょうの大事もの妙法よりでたり。
ふかく信心をとり給へ。
あへて臆病にては叶うべからずそうろう

四条金吾殿御返事

どの兵法よりも、法華経の兵法を用いなさい。
「その他の敵は、皆ことごとく打ち破る」 (法華経薬王品第23)の金言は、空言ではありません。
兵法や剣術の真髄も、この妙法から出たものなのです。
深く信心を起こしなさい。
臆病では、何事も叶わないのです。

英文

Employ the strategy of the Lotus Sutra before any other.

“All others who bear you enmity or malice will likewise be wiped out.”

These golden words will never prove false.

The heart of strategy and swordsmanship derives from the Mystic Law.

Have profound faith.

A coward cannot have any of his prayers answered。

The Strategy of the Lotus Sutra

“employ” は、「雇う」というイメージですが、
(方法や手法) を「用いる」「使う」と言った意味合いもあります。
“use” と同義ですね!

“bear” は、「耐える」といったイメージですが、
ここでは、「持つ」や「抱く」という意味合いで使われています。

“enmity” は、「憎悪」や「憎しみ」という意味です。
“malice” も似ており、「敵意」や「恨み」という意味です。

“likewise” は「同様に」という意味合いで、
“similarly” と同じような使われます。

“never prove false” で、「むなしかるべからず」を表現しているのは面白いですね!
“prove” は、「証明する」、
“false” は、「間違い」を意味するので、
直訳すると「決して間違いではない。」とでもなりますか!

“prayer” と聞くと、「祈る人」をイメージしますが、
ここでの “his prayers” は、「彼の祈り・願い」となり、
“answer” は「叶う」と訳せますね!

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