今日も、英語で御書を読んでいこうと思います。
本日の御書は、「立正安国論」の1文です。
原文
汝須く、一身の安堵を思わば、 先ず四表の静諦を禱らん者か
あなたが、自分の安泰を願うならば、
まずは世の中の平穏を祈ることです。
英文
If you care anything about your personal security, you should first of all pray for order and tranquillity throughout the four quarters of the land, should you not?
「一身の安堵」は、”personal security” になるんですね。
確かに安堵は安全という意味なので、なるほど!という感じです。
この御文は、「(自分自身の安全というよりかは、) 自分自身の事を祈るのであれば、周りのことも祈っていきない」というイメージだったので、なるほどぉ! と思いました。
英文のお陰で原文の意味合いもより正確に理解できたと思います。
“first of all” で、副詞的に「まず第一に」や「何よりも」という意味になります。
私は初めて知ったのですが、
“tranquillity” は、「静寂」や「穏やか」な意味合いの文語の単語みたいです。
形容詞は “tranquil” とあり、”it’s a tranquil sea” 「穏やかな海」などと使われるようです。
個人的には、日常では出てこない「四表の静諦」は、どのような英文になるのかなぁ?と気になっていたのですが、
“the four quarters of the land” でしたね。
まぁ、そのままという印象です。
「四表の静諦」というと、勝手に荘厳なイメージをしていたので、変な期待をしていました。。。。