英語で御書『上野殿御返事』の御文を拝していきましょう!

今日も、英語で御書を読んでいこうと思います。

本日の御書は、「上野殿御返事」の1文です。

原文

とにかくに法華経に身をまかせしんぜさせたまへ。
殿との一人いちにんにかぎるべからず、信心をすすめ給いて、過去の父母とうをすくわせ給へ。
日蓮生れし時より、いまに一日片時も、こころやすき事はなし。
此の法華経の題目を弘めんと思うばかりなり。

上野殿御返事

とにもかくにも、法華経に身を任せて信じていきなさい。
あなた1人が信じるだけでなく、信心を他の人に勧めて、亡くなった父母らを救っていきなさい。
日蓮は、生まれた時から今に至るまで、1日片時も心の安まることはありませんでした。
ただ、この法華経の題目を弘めようと思うばかりです。

英文

Be that as it may, commit yourself to the Lotus Sutra and have faith in its teachings.

You must not only believe in them yourself,
but also encourage others to do the same,
so that you may save those who were your parents in all your past existences.

From the time that I was born until today,
I have never known a moment’s ease;
I have thought only of propagating the daimoku of the Lotus Sutra.

Persecution by Sword and Staff

“Be that as it may” は、文語的な表現で、
「とにもかくにも」の意味になります。

“have faith in A” で、「信用する」や「信じる」という意味で使われます。

「こころやすき」は、”ease” で表現していますね!
“ease” は、「安らぎ」や「気楽さ」などの意味合いがあります。

“propagate” で、「(思想) を広める」という意味があります。

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