今日も、英語で御書を読んでいこうと思います。
本日の御書は、「上野殿後家尼御返事」の1文です。
原文
法華経の法門をきくにつけて、なをなを信心をはげむを、まことの道心者とは申すなり。
上野殿後家尼御返事
天台云く「従藍而青」云云、
此の釈の心はあいは葉のときよりも、なをそむれば、いよいよあをし。
法華経はあいのごとし、修行のふかきは、いよいよあをきがごとし。
法華経の教えを聞くにつけて、ますます信心に励むのを、まことの道心者というのです。
天台大師は「藍よりして而も青し」といわれています。
この釈の意味は、藍は葉の時よりも、染めれば染めるほど、いよいよ青くなるという意味です。
法華経は藍のようであり、より深い修行に励むことで、ますます青くなるようなものです。
英文
One who, on hearing the teachings of the Lotus Sutra, makes even greater efforts in faith is a true seeker of the way.
T’ien-t’ai states,
“From the indigo, an even deeper blue.”This passage means that,
if one dyes something repeatedly in indigo, it becomes even bluer than the indigo leaves.The Lotus Sutra is like the indigo, and the strength of one’s practice is like the deepening blue.
Hell is the Land of Tranquil Light
“the Lotus Sutra” は、「法華経」のことですね!
「道心者」 は、”a true seeker of the way” と表現していますね!
“T’ien-t’ai” は、「天台」のことです。
“dye” は、「染める」という意味です。
ちなみに、”die” と発音は同じです。
「従藍而青」は、英語では、”From the indigo, an even deeper blue” と表現するんですね!