今日も、英語で御書を読んでいこうと思います。
本日の御書は、「三三蔵祈雨事」の1文です。
原文
されば仏になるみちは善知識にはすぎず。
三三蔵祈雨事
わが智慧なににかせん。
ただあつきつめたきばかりの智慧だにも候ならば、善知識たいせちなり。
而るに善知識に値う事が第一のかたき事なり。
それゆえ、仏になる道は善知識に勝るものはないのです。
自分の智慧が何の役に立つのでしょうか。
ただ温かいか寒いかを感じる智慧だけでも持っているのならば、善知識が大切でなのです。
しかしながら、善知識に会うことが最も難しいことなのです。
英文
Therefore, the best way to attain Buddhahood is to encounter a good friend.
How far can our own wisdom take us?
If we have even enough wisdom to distinguish hot from cold,
we should seek out a good friend.But encountering a good friend is the hardest possible thing to do.
Three Tripitaka Masters Pray for Rain
“attain” には、「成し遂げる」や「達成する」という意味があり、
“attain Buddhahood” で「仏になる」を表現しています。
仏教で、「善知識」とは「良い友」という意味になり、
英文でも「善知識」を “a good friend” と訳していますね!
“distinguish A from B” で、「AをBと区別する」という意味になります。
“seek out” で、「探求する」や「探し出す」という意味合いになります。
原文の「ただあつきつめたきばかりの智慧だにも候ならば、善知識たいせちなり。」の意味がイマイチ分からなかったのですが、英文の方が分かりやすいですね!