今日も、英語で御書を読んでいこうと思います。
本日の御書は、「三三蔵祈雨事」の1文です。
原文
夫れ木をうえ候には大風吹き候へども、つよきすけをかひぬれば、たうれず。
三三蔵祈雨事
本より生いて候、木なれども根の弱きは、たうれぬ。
甲斐無き者なれども、たすくる者強ければ、たうれず。
すこし健の者も独なれば悪しきみちには、たうれぬ。
そもそも、木を植える場合、大風が吹いたとしても、強い支えがあれば倒れない。
もともと生えていた木であっても、根の弱いものは倒れてしまう。
弱く不甲斐ない人であっても、助ける人が強ければ倒れない。
少し頑健な人でも、独りであれば悪い道では倒れてしまう。
英文
When a tree has been transplanted, though fierce winds may blow, it will not topple if it has a firm stake to hold it up.
But even a tree that has grown up in place may fall over if its roots are weak.
Even a feeble person will not stumble if those supporting him are strong,
Three Tripitaka Masters Pray for Rain
but a person of considerable strength, when alone, may fall down on an uneven path.
“transplant” には、「移植する」とい意味があります。
“fierce” は、「激しい」や「強烈な」という意味の形容詞です。
“topple” には、「ぐらつく」や「倒れる」という意味があります。
“firm” は「硬い」や「安定した」や「力強い」という意味がある形容詞になります。
“stake” には「杭」という意味があります。
“feeble” は、「衰弱した」や「弱った」という意味がある形容詞になります。
“stumble” には、「つまずく」や「よろける」という意味があります。
“considerable” には、「相当な」や「かなりの」という意味があり、形容詞になります。
“uneven” は、「でこぼこした」や「平ではない」という意味の形容詞です。
“an uneven path” で、「悪しきみち」を表現しています。