今日も、英語で御書を読んでいこうと思います。
本日の御書は、「佐渡御書」の1文です。
原文
悪王の正法を破るに、邪法の僧等が方人をなして、智者を失はん時は、師子王の如くなる心をもてる者、必ず仏になるべし。
佐渡御書
例せば、日蓮が如し。
これおごれるにはあらず。
正法を惜む心の強盛なるべし。
悪王が正法を破壊しようとするため、邪法の僧たちがその味方をして、智者をなきものにしようとする時は、師子王の心を持つ者が必ず仏になるでしょう。
例を挙げれば、日蓮のことです。
これは、奢って言っているのではありません。
正法を惜しむ心が強盛だからで言っているのです。
英文
When an evil ruler in consort with priests of erroneous teachings tries to destroy the correct teaching and do away with a man of wisdom,
those with the heart of a lion king are sure to attain Buddhahood.Like Nichiren, for example.
I say this not out of arrogance,
Letter from Sado
but because I am deeply committed to the correct teaching.
“an evil ruler” が、「悪王」ですね!
“consort” には、「(王様の) 配偶者」という意味や「同僚」みたいな意味があるのですが、
“in consort with A” で、「Aと一緒に協力して」という意味になります。 ← へぇー!
“erroneous” は、”incorrect” と同じ意味で、
「間違った」や「誤った」などと訳されます。
最初の1文は長いですが、”an evil ruler in consort with priests of erroneous teachings” までが主語ですね!
なので、主語と述語を短くすると、”an evil ruler tries to destroy and do away” となります。
「傲慢」は、”arrogance” って言うんですね!
この単語、私からしたら、”elegance” とほぼ同じ発音じゃん!って思ってしまします。
しかも、両極の意味合いなので、間違えたら大変!!
「邪法」と「正法」という言葉がありますが、
これからは、英語で、”erroneous teachings” と “the correct teaching” と訳せますね!
また、邪法は複数あるため、”teaching” が複数形になっており、
正法は1つしかないため、”the” + 単数形になっているところが、面白いですね!