英語で御書『曾谷殿御返事』の御文を拝していきましょう!

今日も、英語で御書を読んでいこうと思います。

本日の御書は、「曾谷殿御返事」の1文です。

原文

この法門を日蓮もうゆえに、忠言ちゅうげん耳に逆う道理なるが故に流罪るざいせられ、命にもおよびしなり。
しかれども、いまだこりずそうろう
法華経は種のごとく、仏はうへての如く、衆生しゅじょうの如くなり。

曾谷殿御返事

この法門を日蓮が説くので、「忠言は耳に逆らう」というのが道理ですので、流罪にされ、命の危険にも及んだのです。
しかしながら、いまだ私は懲りてはいません。
法華経は種のようであり、仏は植え手のようであり、衆生は田のようであります。

英文

Because l have expounded this teaching,
I have been exiled and almost killed.

As the saying goes, “Good advice grates on the ear.”

But still l am not discouraged.

The Lotus Sutra is like the seed,
the Buddha like the sower,
and the people like the field.

The Essentials for Attaining Buddhahood

“expound” には、「説明する」や「解説する」とい意味があり、
“expound this teaching” で、「布教する」とイメージできます。

“exile” は、「流刑」や「追放」なおdの意味があります。
ちなみに、アーティストの「EXILE」は、確か「追放者」という意味でグループ名を決めたと聞きました。

“As the saying goes” で、「ことわざにもあるように」という表現になります。

“grate” は、「不快な音を出す」という意味合いがあるので、
「忠言耳に逆らう」ということわざを、”Good advice grates on the ear.” と訳していることになります。

“discourage” には、「落胆させる」や「やる気を失くさせる」という意味があります。

“sow” で、「種を蒔く」という意味なので、
“sower” で、「種を蒔く人」と訳せます。

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