英語で御書『聖愚問答抄』の御文を拝していきましょう!

今日も、英語で御書を読んでいこうと思います。

本日の御書は、「聖愚問答抄」の1文です。

原文

されば一遍いっぺん首題しゅだいを唱へたてまつれば、一切衆生の仏性がみなよばれてここに集まる時、
我が身の法性ほっしょう法報応ほっぽうおう三身さんじんともに、ひかれてあらわずる。
これを成仏とは申すなり。
れいせば、籠の内にある鳥の鳴く時、空を飛ぶ衆鳥しゅちょうの同時に集まる。
是を見て、籠の内の鳥もでんとするがごとし。

聖愚問答抄

一遍でもこの妙法蓮華経を唱えるならば、すべての人の仏性が呼ばれここに集まる時、自身の仏性の法報応の三身とともに出てくるのです。
これを成仏というのです。
たとえば、籠の中にいる鳥が鳴く時、空を飛ぶ鳥たちが同時に集まります。
これを見て、籠の中の鳥も出ようとするようなものです。

英文

Therefore, if you recite these words of the daimoku once,
then the Buddha nature of all living beings will be summoned and gather around you.

At that time the three bodies of the Dharma nature within you – the Dharma body, the reward body, and the manifested body – will be drawn forth and become manifest.

This is called attaining Buddhahood.

To illustrate, when a caged bird sings,
the many birds flying in the sky all gather around it at once;
seeing this, the bird in the cage strives to get out.

Conversation between a Gage and an Unenlightened Man

「此の首題」は、”these words of the daimoku” になるんですね!
あと、「唱える」だと、”chant” を思い浮かべるのですが、
ここでは “recite” になっていますね!
“recite” だと、何か意味合いが異なるのでしょうか?
ご存知の方いらっしゃったら教えてください。

「我が身の法性の法報応の三身」は、”the three bodies of the Dharma nature within you – the Dharma body, the reward body, and the manifested body -“と訳されているみたいです。
正直、原文も英文も難しいです。
Dharma自体は、辞書を引くと「宇宙の秩序や法」「物事の本質」という意味なので、
ここから「法性」の訳と考えられます。
そうすると、「自分自身の3つの法性 – 法性の体、報酬の体、明らかとなった(応の)体-」という意味合いになるのでしょうか…。
正直、法報応が理解できず、なかなか意味合いが汲み取れないです。むずかしいぃ!

“strive” は「努力する」という意味になります。

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