英語で御書『弥三郎殿御返事』の御文を拝していきましょう!

今日も、英語で御書を読んでいこうと思います。

本日の御書は、「弥三郎殿御返事」の1文です。

原文

ただひとえに思い切るべし。
今年の世間を鏡とせよ。
若千そこばくの人の死ぬるに今まで生きてりつるは、の事にあはん為なりけり。
此れこそ宇治川をわたせし所よ、これこそ勢多せたを渡せし所よ。
名をあぐるか、名をくだすかなり。

弥三郎殿御返事

ただ偏に思い切りなさい。
今年の世間の様子を鏡としなさい。
多くの人が死んでしまったが、今まで生きながらえてきたのは、このこと (今回の法論) に出会うためなのです。
この戦いこそ宇治川を渡るところであり、この戦いこそ勢多川を渡るところなのです。
勝利して名を上げるか、敗れて名を下すかの境目なのです。

英文

You must simply make up your mind.

Look at the world this year as a mirror.

The reason that you have survived until now when so many have died was so that you would meet with this affair.

This is where you will cross the Uji River.
This is where you will ford the Seta.

This will determine whether you win honor or disgrace your name.

Reply to Yasaburo

“affair” は、「出来事」を意味します。

“ford” には、「(浅瀬) を渡る」という意味があります。

“disgrace” には、「汚す」や「貶める」という意味があります。

今回の英文は、単語も比較的に分かりやすく、文章自体も比較的にシンプルで分かりやすかったですね!

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